泊 -tomari-

ありがたいことに「楽しいことするからおいでよ!」とお誘いを受けた。
2泊3日の隠岐の島ツアー。しかも2泊、別のところに泊まるという。
前々から噂は聞いていた2つのゲストハウスにお邪魔した。
その2つは異質であるが、どちらも素直に良い。
良さを伝えたくて勝手にアピールする。

一泊目。ゲストハウス「佃屋」。

f:id:checkitoutdoor:20200324001913j:plain

「佃屋」とは屋号。
田舎は親戚ばかりという印象は多くが持っていると思う。遠い親戚でも近くにいると、名前がかぶる可能性は高い。そこで生み出されたのが屋号である。建物や土地に対してつけられる名前とイメージして貰えばいい。

少し屋号を説明する。私の住む地域には"田中"がたくさんいる。とある診療所に診察に行った際の実話だ。「田中けんじさん、田中けんじさん」(仮名)と呼ばれたが、偶然にもそこには「田中けんじ」が3人いた。これでは区別がつきにくい。そこで活躍するのが屋号である。
その屋号をそのまま、店の名前の"屋号"としたとのこと。
女性1人で切り盛りされているが、文句なしの安定感が素晴らしい。

二泊目。燻家〜KUSUBURU HOUSE〜。

f:id:checkitoutdoor:20200323232736j:plain

横浜出身の店主が、隠岐の島に辿り着き開いたゲストハウス。
音楽好きの夫婦が営む。何とも気さくな2人だが、利用者は全く気を使わなくて済む気楽さがある。個人的に目を引くデザインが散りばめられ、ワクワク感も加勢する。

島外の人が隠岐の島をどう捉えられているかは分かりかねるが、こんな楽しいゲストハウスが、この小さな島に来て2ヶ月の私が知ってるだけで2つある。だから楽しいところはもっといっぱいあるのだろうと容易に想像する。
「酒は飲んだら飲まれる」主義の私が、皆さんに迷惑をかけたのは、この場をお借りして謝罪しておく。そして愛犬ハナコを一緒に連れて行けたことには感謝しかない。

 

この2泊の暇、先輩Iターン者に、手軽に行ける有名どころにも連れて行ってもらった。
そのお話は次回とするかな。