最後だけでいいんで読んでください。

ああ、ラブホテル

R指定がないことから、そういうのではない。

『ああ、ラブホテル』
Amazonプライム会員で、興味があり、且つ暇なときに観て欲しい。
世の中には、いろんな人がいるんだなと、フィクションを通して気がつける。


前回の続き。なぜ植松さんを思い出したのか。

それは隠岐の島に来て最初に、参加させてもらった活動「隠岐塾」が関わる。

 

隠岐塾とは・・・ 

学習塾が少ない隠岐の島町。子どもたちが勉強するのはほとんど自宅。
大学がない隠岐の島町。大学生を目にすることすらなく、接する機会となれば皆無に等しい。

そこで、学習場所と大学生との交流機会を提供すべく立ち上がったTくん。
有志を集め昨年末に、中学生を対象としたボランティア団体「隠岐塾」が誕生した。
回を重ねるごとに少しずつ噂は広まった。
8月に行った夏季自習会では、盆休みにもかかわらず、8日間で17名(のべ73名)もの中学生が参加してくれた。
また最近、山陰のテレビに引っ張りだこのFくんの力により、当初10名に満たなかったスタッフは約9ヶ月で22名に。隠岐塾の成長は続く。

 

この隠岐塾の運営に携わっている。

夏季自習会は、夏休み中であり最長の8日間という初の試み。

生徒たちが飽きないような、もっと前向きになれるような策はないか、みんなで考えた。

考えた上に出てきたのが、植松さんのTED(前回のブログ"ロケット"参照)。

意見が一致し、最終日に観ることが決まった。

 

そうこう話していると、隠岐塾の発起人Tくんが言い出した。

「植松さん、隠岐に呼びたいな。」

その発想はなかった。その時はそう思うにとどまった。

 

夏季自習会が終わり、しばらくの後Tくんから、突如報告を受ける。

「幸せなデブは痩せねぇらしい。でも俺はこのままだと長生きできない。そこで気がついた。『ヤバイ×やりたい』を作ればいいのだと。来年9/4に島根県民会館を予約した。『半分ダイエット成果発表コンサート』を大ホールでやる。」

オペラ歌手のTくんは、どれだけ遠くから見てもTくんだとわかるほど、大きかった。

収容1500(場所代だけで50万円)のホールを貸し切り、60kgまで落ちた成果を発表するというぶっ飛んだ企画。

「半分ダイエット」つまり、いまの体重は120kg。

 

すごいな。と思った。

オペラの能力(3つの教室で教えている)を持っているだけで、すごい。

そのさらに上をいく行動力。呆気に取られた。正直アホやとも思った。

 

と、ここで自分に焦点を当ててみる。

地域おこし協力隊として、隠岐の教育をよくするために、移住してきた。

多くを捨て、何かを挑みにきたはず。

しかし気がつけば、任期3年の半分が過ぎている。
※ 昨年度の隠岐に来る前(4〜12月)はノーカウントならぬ、エスカウント。

自分が満足できるものは、何ひとつ為し得ていない。

アホなのはどっちか。

 

感化されているだけだとも思う。

正気なのか?ともう一人の自分が囁く。

でも心に火はついた。

 

「植松さんを呼ぼう。」

 

そう思った1時間後には、申し込みを済ませていた。

植松さんの講演について、気になる方はこちら

 

2021年7月10日(土)

植松努さんが

講演をしに、

隠岐の島に来る。

 

あまりにも無鉄砲なスタート。だが時間はある。

よく考えれば、これまでも勢いで生きてきた。

これも個性だ。と言い聞かす。

これからどう進めるか。

 

まずは仲間集めから始めることにした。