つくろう。

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左:◯◯◯ケース 中央:時計 右:パン

お久しぶりです。
なんやかんや慌ただしい日々を過ごしていると、気づけばセミが元気に鳴いていました。
下書きで未完成のままだったブログに手を入れていきます。


 

久々に何か"作ろう"と思ってた矢先、スマートウォッチのベルトが切れました。切れたことにも気づきません。気づいたら左手から無くなってた、そんな感じです。

どこに行ったか家の中をウロウロ探すと、畳んだ布団に切れたベルトと共に本体部分が挟まれていました。

ジュンテンドーで新しいベルトを買おう!そう思いました。

が、待てよ。と留まるのが、私です。


兵庫の北部、吉田カバンの発祥地で知られる豊岡へ旅行に行ったことを思い出しました。あれは確か月曜日だったか、ほとんどの店が閉まっている中、開いていたお店を見つけました。そこは、ご主人手作りの革雑貨が所狭しと陳列された小さなお店。クオリティから想像できる制作時間を考えると、決して高いものではないとは理解できても、手にするには躊躇するようなお値段の品々が店内を埋め尽くしています。その店の片隅に無理なく買えるお値段を掲げていたのが、単なる革でした。革細工の経験はゼロでしたが、素材好きなのか何の計画もなくその革を買い、そのまま数年使われることなく、荷物になることを承知の上で隠岐まで持ってきていました。

 

日の目を浴びるときが来た革。手元にあったハサミとデザインナイフでやってみました。
専用工具や材料がある革細工ですが、千枚通しで穴を空け、百均のソーイングセットで縫い付けました。
それが、冒頭写真の真ん中です。

しかし、そこはやはり素人。それから2週間ほどして、ベルトの穴が伸びてきました。
革が薄いからか、処理が必要なのか。その謎を考え続けるのもまた楽しいものです。


右のは、これまで何度か作った食パンです。
そろそろ感覚で攻めたいと思い、ほぼ忘れたレシピときっとこうすれば良くなるというイメージで作ってみました。エイヤートーなので、何が悪かったかも判断できませんでしたが、膨らみが少し足らず。でも自分で作ると何故か美味しいものです。

 

続いて左のケース、実は・・・

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バターケースです!(写真がボケてるのは酒の力によるものです)


材料は頂いた木と、竹串だけです。
食品の入れものは初めて作りました。釘やボンドを使うのは憚られるなと考えながら、木材を切ったあと「そうや!」とひらめき、台所から竹串を持ってきました。
竹釘は古く昔から使われていたものですが、ポキっと折れるイメージから不安がありました。が、物は試しとやってみました。

思った以上に締結されます。
というか壊す以外の方法では、取れません。

このバターケースのいいところは、ケースの上でバターをカットして使えるところ。
市販品を買うとスタイリッシュなものが手に入りますが、結構贅沢ですよね。
でもプレゼントにはぴったりかも。 

 

なんだか取り留めのない文章になりましたが、

  • イメージだけ作る革細工
  • レシピ通りじゃなく感覚で作る料理
  • 不安を持ちながら試しにやってみる木工

こんなことを重ねていくと、不安を安心化する能力が身につくのかなと思います。
自分で自分の生活を"繕う"余裕ってすごく大事だなと、しみじみ思いました。

そして、
完成をイメージできてなくても、計画性がなくてもやってみれば何とかなる!

そんなことを「子どもたちに伝えたい」と元教育者としての血が騒ぎました。



最後に、絵本の「ミッケ」って知ってますか?

 

”かくれているつもり。”

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