お裾分け。
田舎ではよくあるお裾分け。
大阪でもモノをもらったり、あげたりすることがなかったわけではない。
ここ隠岐では、その気になればゼロ円生活もできるのではないだろうか。
仕事から帰り、車を降りたところで近所に住んでいるおばちゃんが袋を持って近付いてきた。
たぶんこのおばちゃんは初対面。
「これ、食べる〜ぅ?」
文旦10個 に ホウレンソウ2束。
もちろん食べます、とお礼を言って受け取った。
「あんまし持ってっても食べれんやろうし、また玉ねぎ出来たら持ってきちゃるけん。」
と、去っていった。
なんてイイ人。ありがたすぎる。
台所でいただいたホウレンソウを早速お浸しにしていると、
「こんばんは〜」
と玄関から声が。
お隣のおっちゃんがこれまた袋を持ってやってきてくれた。
「これ酒のつまみじゃけぇ。食べなはれ。」
冷凍の イカの塩辛 と シメサバ。
もはやこれは差し入れ?
いずれにせよ、ありがたい。
隠岐の島は人と人のつながりで、かかわりで、成り立っているようにも思う。
人間の本来の生き方は、これなんやろなと感じる。
ところで、この記事は "君の膵臓を食べたい。" を観ながら書いている。
親友の雨路くんが「不覚ながら泣いた。」そう言ってお勧めしてくれた。
本で泣いて、映画で泣いて、たったいまアニメで泣いた。
− 運命なんかじゃない。(中略) 私たちは自分の意思で出会ったんだよ。
「人生は選択の連続である。」
シェイクスピアの名言をうまく取り入れ、30歳も半ばを超えたおっさんにトキメキを思い返させてくれる。
作中で一番好きな言葉は、
「僕らは同じ方向を見ていなかった。ずっとお互いを見ていたんだ。」
なんかわからんけど、高校時代のようなアホになりたい。
ってことで、靴もコロナも宇宙にぶっ飛ばそう →→→ ♫